「コンセプトはねぇ、ナイトクラブですよ。意外に大人が遊べるところって少ないでしょ?」
都営大江戸線「六本木駅」から乃木坂方面に歩き、角にガソリンスタンドがある「東京ミッドタウン西」交差点を左折し、次の右折ポイントを曲がると在るライブハウス「キーストンクラブ東京」のオーナーは、無邪気な笑顔でそう話してくれた。
確かにこのキーストンクラブ東京の内装は、いわゆるライブハウスと言われて想像するような感じとは一味も二味も違う。座り心地の良さそうな椅子、食事がしやすそうなテーブル、そしてステージの背景はスポットライトと相まって独特の味わいを醸し出す、まるでホテルに設えてありそうなお洒落な壁だ。
そして天井にはミラーボール!
「まずはミュージシャン。ミュージシャンに楽しんでもらえるステージじゃなくっちゃね!」
オーナーは本当に楽しそうに語ってくれる。
「だって、ミュージシャンや僕らが楽しくなくっちゃ、お客様に楽しんでもらえないでしょ!」
そのオーナーの想いが具現化した店内を見渡せば、想像の範疇にあるライブハウスという概念を簡単に壊してくれそうな、そんな予感をさせる。
「せっかく来てくれたんだから、今日は楽しんで行ってよ!」
STAGLEE の紹介に訪れた私達ですら楽しんでもらいたい、そのオーナーの歓迎ぶりにすっかり仕事を忘れそうになってしまう(笑)。とにかく『遊び』を知っているオーナーは本当に魅力的なお人柄で、飛び出してくる話は面白くて仕方ない。気がつけば、すっかりオーナーのファンになってしまっている、そんな感じなのだ。
「大人が遊べる場所」に相応しく、メニューを見れば充実のドリンクメニュー。そして本場シェフが作るというインド料理の数々がこのライブハウスの特徴をさらに高めている。その辺のレストランに負けないくらいの充実ぶりなのだ。
しばらくして本日の「CUATRO LOCOS with MINA」のステージが始まった。
クアトロ・ロコスは、高橋ゲタ夫(ベース)/津垣"ヤン"博通(ラテンピアノ)/木村"キムチ"誠(ラテンパーカッション)/橋田"ペッカー"正人(ラテンパーカッション)による4人組のラテンバンド。クアトロは「4人」、ロコスは「クレージー」を意味するという。そして紅一点の美人ボーカリスト、MINA が加わる。
お酒とともに、ユーモアたっぷりにアレンジされたラテン音楽を聴けば、もう楽しくないはずはない!
勝手にカラダがリズムに反応して動き出す感じだ。まるでコミックバンドのように時折笑いを入れてくる感じは、ベテランミュージシャンの余裕そのもの、本当に楽しませてくれる!
今回ご紹介した「キーストンクラブ東京」のライブ情報は、近日この STAGLEE からチェックしていただけるようになる予定です。どうぞお楽しみに!
前回のブログ記事でもご紹介しました、トランペッター:五十嵐一生(いがらしいっせい)さんのライブが、今回ご紹介した「キーストンクラブ東京」で行われます。ゴールデンウィークの5月4日(金・祝)の夜は、ぜひ「大人の遊び場」でお酒を呑みながらライブ演奏を楽しんでください!料理も本当に美味しいですよ。
▶︎ 詳細はこちら!
五十嵐一生「Ballads of a sullen horn man」をiTunesで
今回の五十嵐一生さんのライブで共演される吉澤はじめさんのアルバム「JAPAN」は、STAGLEE スタッフのお気に入りアルバムのひとつ。仕事中によく聴いています!