前回のブログでは、STAGLEE セッション「第一弾」に収録された曲、「プラスチック・ラブ」についてお知らせしました(プラスチック・ラブがシティ・ポップの筆頭曲となっている、という話題も含まれています)。
普段ライブハウスで、ライブ演奏を楽しまれているコアな音楽ファンの方々の目線では、もしかすると「シティ・ポップ」というワードは響かないかもしれませんが(笑)、まぁお付き合い下さい。きっと「そんな事になるの?!」と『曲の生まれ変わり』に驚きと新たな感動があるはずですから・・。
今回の STAGLEE セッションでご覧いただく動画を最大限楽しむには、原曲を口ずさめるほど聴き込んでおく、というのがひとつのポイントかもしれません(前回のブログの下部にある動画を是非ご覧下さい)。
さて、このシティ・ポップをカヴァーするという企画は、元々1曲だけ行うつもりで、数曲こちらでピックアップした中からミュージシャン側に選んでもらい、演奏して頂く予定でした。ところが、もう1曲演奏して頂けることになったのです。
しかもこの曲、通常「シティ・ポップ」を話題にする記事では取り上げられていない曲で、私自身が『この曲もシティ・ポップっぽいよねぇ』と勝手に候補に入れていたものだったので嬉しい驚きでした。
しかし、しかし・・。
ご存知ない方は是非原曲をぜひ聴いてみて下さい。この曲をインストでやる、という事がにわかに信じがたいほど起伏があまりないメロディーなのです。
ところが、これがわずか3テイクで「驚きの仕上がり」となったのです!
その日初めて見た譜面からの3テイクです。側から見れば、『軽く打ち合わせしただけ』で一切練習はしていません(最初の2テイクが練習といえば練習にあたりますが・・)。
特に聴いて頂きたいのが、この曲後半のギターソロからのくだりです。
各楽器の絡みが凄まじく、エンディングでは『なぜに軽い打ち合わせをしただけでこうなっちゃうの?』と(ポッカーンとアホ面をしてしまいそうな程)呆気にとられる名演なのです。
とにかく、この曲のSTAGLEE セッション「OKテイク」は絶対お聴き逃しなく!、という感じの「名演」となっておりますので、動画が公開された際には、ぜひ「全集中の呼吸」でお聴きください(笑)。
では、原曲をどうぞ!
井上陽水の"リバーサイド ホテル (Remastered 2018)"をApple Musicで
リバーサイド ホテル - Remastered 2018, a song by Yosui Inoue on Spotify
次回のブログでは、いよいよ、今回のSTAGLEE セッション「第一弾」にご参加頂いたミュージシャンの方々をご紹介いたします!お楽しみに・・。