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魔法のような一日 - JINO and TOKU at Alfie 編

alfie

 当たり前ですが、ある人には常識的なことであっても、それを「知る機会」が今までなかった人にとっては新鮮に映る、ということがあります。一口に「音楽」といってもその音源の数は膨大で、一人の人間が人生の中で聴けるのはごく僅か、ジャンルに囚われることなく幅広く耳を傾ける意思を持っていたとしても好みは必ず偏るものです。

これを書いている私、大島英人は、いまご覧頂いている STAGLEE という新しいWEBサービスを一人でも多くの人に届け、多くの人たちに「知る機会」を提供する存在となるよう日々奮闘しており、STAGLEE の開発業務を続けながら、時間を作ってはライブハウスやミュージシャンの元を訪れ、STAGLEE を紹介する、という活動を日々行なっているところなのですが、ここ数日の体験は、自分自身があらためて「知る機会」の必要性を痛感した次第で、その出来事をシェアしたいと思います。

未知なる領域:Jazz

元々 Rock 好き、しかもハード寄りな方(笑)だった私でしたが、ギタリスト「梶原順」氏との出会いで、音楽を聴く幅は大きく広がりました。とはいえ、今のように一定額を支払えば聴き放題なんていう Apple Music のようなサービスはなかった時代ですので、アルバム1枚1枚をコレクションに加えていくのは金銭的に大変でしたし、レンタルを併用したとしても、やはり聴く範囲はどうしても限られてしまう実情がありました。

その限りのある中で、聴く範疇から特に漏れがちだったのは Jazz の領域です。
聴く範囲が広がったとはいえ、元々 Hard Rock や Heavy Metal 一辺倒だった人間は、聴く範囲が限定されている中ではどうしても Jazz は後回しになってしまい、Miles Davis とか本当に有名なところをかじった位しか聴けていませんでした。

ジャンル分けは説明上便利なので今回のこのブログ記事でも使いはしますが、そもそも人の心を打つ音楽という視点では、ジャンル自体に意味はありません。良いものはイイ、ただそれだけです。

ただ現実問題、私の若かりし頃の金銭的な理由で多くを聴けなかったり、またある程度(CDを買うくらいの)金銭的な自由を手にした後であっても「知る機会」がなかったものについては、今でも恐ろしいほど「知らない領域」があります。この「知らない領域」というのは、私だけではなく、実はほとんどの方がその領域を持っているものだと思います。

そして「知る機会」を得た瞬間、「嗚呼どうして今までこんな素晴らしい世界を知らなかったんだ!」と後悔にも似た感情を抱くものなのです。

しかし一旦「知る機会」を得て、新しい扉が開かれると面白い感覚が人生に訪れ始めます。それは「知る喜び」であり、新たな体験をする喜びなのです。
かくして昨日は、今までかじった程度だった Jazz の世界が大きく広がる「魔法のような一日」だったのです。


知る機会 (1) - 日野 JINO 賢二

知っている方、とりわけベースをやっている方にとっては「オマエいったい何言っているの?」という位、有名なベーシストの一人、JINO こと日野賢二さん。もちろん名前こそは存じ上げておりましたが、なんと不幸にも今まで一度もその演奏に接する機会はありませんでした。

そして何の予備知識もなく、2018年4月11日に横浜のライブハウス Hey-JOE にて開催された「安達久美 (G) & 日野JINO賢二 (B) ギタートリオGIG!」を観に行ったことで JINO さんの演奏を初めて体験することとなり、釘付けとなったのでした。

STAGLEE に是非とも参加してほしい、いや参加していないとおかしいと感じた私は、ライブ終了後の JINO さんに思い切って声をかけさせて頂きました。すると、きっと天性の勘が働いたのでしょう(笑)、JINO さんはすぐ様 STAGLEE のコンセプトに共感され、好リアクションをして頂けたのです!(喜)

ここで、私のように今現在 JINO さんの演奏に接する機会がなかった方にお伝えしておかなくてはならないでしょう。
JINO さんの素晴らしさを一言でいうならば「多彩なテクニックを駆使する表現者」となります。そのテクニカルな演奏力は、まさに音楽のための演奏表現として使われており、「どうだ俺はすごいだろ?」という見せるためのテクニックという感は全くありません。それどころか、まるで会話するような自然体レベルでそれらのテクニックが使われており、あまりに自然すぎるところが凄すぎるのです。

その会話レベルのような自然体で演奏するのはベースだけに留まりません。なんとベースを弾き続けながらキーボードも演奏してしまうのです。これは実際にライブを観たことがない方にとっては「?」マークが一杯になると思いますが、右手で鍵盤で和音を鳴らし、左手でベースの指板をタッピングすることでベースを弾き続けるのです。

それからもうひとつ。これまた会話レベルの自然さで縦横無尽にベースを弾きながら、見事なスキャットをしてしまいます。ベースラインとユニゾンするスキャットを聴けば、私の言っている「会話レベル」という意味がきっと理解できることでしょう。

JINO さんの凄さは私の文章力では伝えきれませんが、まだ体験していなければ釘付けになること間違いなしですので、ぜひライブ情報をチェックして実際に体験してみてください。超オススメです!

...

JINO JAM -日野“JINO”賢二

"MM"、"Interlude:Uncle Sam"、"Number 1" とその他を含む、アルバム「JINO JAM」の曲を聴こう。 アルバムを¥2,400で購入する。 1曲¥250から。 Apple Musicに登録すると、無料で利用できます。

知る機会 (2) - 六本木のライブハウス Alfie

JINO さんと出会った私は、すぐさま JINO さんのライブ情報をチェックしました。
残念ながら、まだプレオープン段階である STAGLEE には掲載されていないので、検索サイトから探しました(STAGLEE が本格展開するとこうした手間は要らなくなります!)。

すると、六本木のジャズライブハウス Alfie に出演されることが判明!Alfie もまだ未体験でぜひ行ってみたいと思っていた場所なので一石二鳥、すぐさま予約しました。

ライブハウスに足を運んだことがない、という方にとっては、六本木という場所柄もあり、Alfie という店はもしかすると足を踏み入れるのはある種の勇気がいるような敷居の高さがあるかもしれません。
しかしご安心ください!素敵なスタッフが優しく迎えてくれます。

そして Jazz の生演奏を聴くに相応しい素晴らしい空間が待っています。
とても居心地がよく、これまた今まで自分がこの場所を知らなかったことが残念に思えるほどでしたが、もう大丈夫!今度ライブハウスを体験してみたいと言っていた友人も誘ってみたいと思います。

Alfie オフィシャルサイト


知る機会 (3) - TOKU

かくして JINO さんが出演するライブを観るために Alfie を訪れたわけですが、やはり思い立ったら行動を起こすべきですね。ここでも素晴らしい出会いが待っていました。 

ヴォーカリストでありフリューゲルホーンプレーヤーでもある TOKU さん。
知る機会を得た今となっては大変失礼ながら、このライブを体験するまで全く存じ上げていませんでした。

こんなにも素晴らしいミュージシャンを今まで「知る機会」がなかったことは不幸の一言に尽きます。これが冒頭に『自分自身があらためて「知る機会」の必要性を痛感した』と書いた理由なのです。STAGLEE を立ち上げたときはコンセプトのひとつだった「知る機会」を提供することは、この時から私の使命に変わりました。

TOKUさんに限らず、日本には素晴らしいパフォーマーが居るにも関わらず、「知る人ぞ知る世界」のままでは勿体なさすぎます!この TOKUさんとの出会いは、私がこの状況を大きく変えたいという想いを強くさせました。

TOKUさんの魅力を私のつたない文章で伝えるのは無理がありますが、その魅力のひとつはやはり中低域を中心とした唄声でしょう。その魅力を感じてもらうには、以下の動画を観ていただくのが早いでしょう。

そしてもうひとつはフリューゲルホーンプレーヤーとしての魅力。
ヴォーカリストをやりながら、オマケに吹いているわけではないことは3秒聴けばわかります!
いまニュースでは、大リーグで活躍している大谷翔平選手の活躍ぶりが話題ですが、彼の二刀流と同じことです。ヴーカリストとフリューゲルホーンの二刀流で、どちらもメインであり、どちらも一流なのです。

一つ一つの音に気を込めるように奏でる TOKUさんのフリューゲルの演奏をぜひあなたも体験してみて下さい!

TOKU オフィシャルサイトソニーミュージックのオフィシャルサイト

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TOKUをApple Musicで

"Space Oddity featuring SUGIZO and Yasei Collective"、"Moonshine featuring AISHA"、"フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン"とその他を含む、TOKUの曲とアルバムを聴こう。 Apple Musicに登録すると、無料で利用できます。


まだまだ続きがあるのですが、すっかり文章が長くなってしまいましたので、今回はこの辺で。

今回ご紹介したミュージシャン等の情報は、STAGLEE が自信をもってオススメするものです。
あなたはこのブログ記事を通して「知る機会」を得ました。そのまま過ぎ去るか、体験するために行動を起こすかはあなた次第ではありますが、観に行くという決断をすれば、必ずや新しい扉は開かれるはずです。

さあ、あなたもステージの世界を楽しみましょう! 

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