いやはや驚きました。
今までも名盤・名演というものは世の中に存在してきましたが、新たな「名演の誕生」を目撃していたとは!
一体何の話をしているかと言いますと・・。
実はここ数日、12月公開予定の「STAGLEE セッション」のマスタリング作業をしておりました。
簡易的にマスタリングという用語を使いましたが、CD制作をする際のそれとは異なり、ライブ演奏収録時のミキサー卓からの2ミックスとエアーマイクのL/Rの計4トラックで録音したデータを一体化させ、音質・音圧等のバランスをとり、最終的な2ミックスに仕上げるという作業です。
仕上がった最終版を聴いて、まさに「名演」という言葉しか見つからない程、圧巻の演奏が録れていた、という事実に直面し、唖然としてしまったのです。
ライブ演奏の収録を行なっている時には、(私の個人的な技量として)もちろん演奏を「聞いて」はいるのですが、「聴けて」はいません。なにせ収録に関わる自分のやるべき作業に集中しなくてはならないのですから、「ん?何かすごい事が起きたな」という感触はあるものの、正確に把握はできていないものなのです。
時を戻しましょう(笑)。
事の発端は、ご多分に漏れず「コロナ禍」による現状への対応からでした。ご存知の通り、COVID-19 の登場によって世界は一変しました。どの業界も大変ですが、エンターテイメントの世界もその影響はかなり深刻なものとなっています。
STAGLEEは、横浜市を拠点として活動しておりますが、幸いなことに横浜市からご支援を頂けることとなりました。
横浜はコロナ禍以前からジャズ・フェスを開くなど文化芸術を支援する風土がある市です。今般のコロナ禍において、市として文化芸術活動を支援するプログラムを立ち上げたのは、全国的にはもしかすると珍しいのかもしれません。
果たしてこの横浜市のご支援によって、数年先の計画だった「STAGLEE セッション」企画を急遽実行に移せることになったのです(感謝!)。
今後色々と模索していく中でその内容は徐々に変化していくかとは思いますが、基本的にはライブハウスから配信されるライブ演奏に極めて近いものとして映ると思います。しかしながら「観客が居ない前提のスタジオライブである」という大きな違いがあります。
観客がいないので、通常ではあり得ない立ち位置から映像収録を行うことが可能となります。また、ミュージシャン側においても数曲を連続して演奏する、という前提がなくなり、ミュージシャンの1曲1曲に対する集中力のパワーは全開となります。
結果として「最高の演奏を特別な映像アングルでお届けできる」確率が格段に高まるのです。
今後このブログからSTAGLEE セッションの第一弾の内容について、徐々に情報を開示して参りますが、本ブログでは第一弾収録時の「コンセプト」についてお話いたします。
ここ日本には本当に素晴らしいミュージシャンが存在しています。ただ素晴らしいだけではなく、真にプロフェッショナルな「卓越した技術」を持ち合わせているのですが、その凄さは一般的にはあまり知られていません。
今回の「STAGLEE セッション」では、ただ『完成形』をお届けするだけではなく、そこに至るまでの『過程』にもフォーカスします。その日初めて目にする譜面から『完成形』に至るまでのそのスピードに、きっとアナタは「信じられない!」という気持ちを抱くことになるでしょう。
普段ライブで目にしているライブ演奏も十分に素晴らしいものですが、今回お届けする演奏は、おそらく通常の期待値を軽く超えると思います。
そして、以下をご理解いただける事でしょう。
今日のところはこの辺で。
次回の「STAGLEE セッション」続報をどうぞお楽しみに!
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